朝日大学法学部2001年3月卒業(男子)
私が、本格的に受験勉強を始めたのは3年の終わりに近い1月から2月にかけてのころでした。勉強のやり方は人によって違うでしょうが、私の場合は短期決戦タイプです。6月の試験日までの4ヶ月にかけました。試験は一般教養と面接だけです。これにあわせて専門科目のない公務員を同時に狙うやり方がよいでしょう。
一般教養科目には、文章理解、数的処理、人文科学、社会科学、自然科学、が含まれます。中でも数的処理は50問中15問と一番多く出題されます。次いで社会科学、文章理解、、人文科学、自然科学、と続きます。この順序で時間をかけるのがよいと思います。
数的処理は、公務員講座で使った分厚い問題集と「30日で完成」(LEC)、さらに自分が選んだ「光速の解法テクニック」(実務教育出版)、「必殺の解法パターン」(実務教育出版)を使いました。この分野はとにかく問題を多くこなし、パターンを覚えることが大切です。ミスをしないように繰り返しやることで8割くらいは得点できるようになります。数学が苦手でも大丈夫です。出題は小中学生のレベルです。すぐにクイズ感覚で解けるようになります。
数的処理は、判断推理と数的推理に分かれます。判断推理は、文章から答えを推理するものと、図形を使ったものに分けられます。決まったパターンがあり、数的推理より確実に得点できるようになります。問題集は、まず、「30日で完成」を使うことを進めます。この教材はそれぞれの項目を1日単位で区切って編集してあり、着実に知識を整理をしながら、勉強を進めることができます。これを完璧にこなしてから、問題集をひたすらとき、あわせて実務教育出版の2冊をこなします。解法のテクニックはそのまま覚えるのもいいでしょう。とにかく問題を見たら、すぐに解けるように練習を繰り返してください。1日のやる量が少なくてもあせらず地道にがんばってください。
数的推理も同じやり方でいいのですが、こちらは数学的な要素が強いので、より多く時間をかけざるを得ないでしょう。またパターンに当てはまらない問題もあって、応用力が問われるような気がします。こちらの出来いかんで差がでやすいのです。ミスを少なくするよう努めてください。ミスが出るようなら不合格です。
本番ではこれまで見たことのないパターンの問題が出題されます。あわてるでしょうが、それはまわりの人もそうなのです。知っているパターンに当てはまるものがないか思い起こしてみてください。
ヒントが見つかることがあります。また簡単な問題から解いて最後に回すのもいい方法です。やさしい問題を取りこぼすことのほうが怖いのです。難問はまわりの人も苦戦しているのですから。
朝日大学法学部3年 石川 奈々(2004年)
私がドイツ語を学んだきっかけは、前からドイツにとても興味があったからです。また私の父がドイツ系企業に勤めている事もあり、ドイツは私にとって、とても身近な国でした。そのため大学の第二外国語の選択は迷わずドイツ語を選びました。
授業が始まると、まず基本的な単語を発音しました。つづりは英語と似ていても発音は全く違っていて、その独特の発音は、今まで英語しか読めなかった私にはとても格好良く聞こえました。しかし文法は英語に比べてとてもややこしく、例えば英語のthe にあたる定冠詞は、男性名詞、女性名詞、中性名詞によって違い、またそれぞれ格変化によって変化します。私は前期の終わりには、覚えなければならない事の多さに圧倒され、私はドイツ語に向いていないのではないかと挫けていました。
そんな中、後期が始まりドイツ語の先生からドイツ語技能検定の存在を知らされました。このまま挫折するのも嫌だったので、頑張ってみることにしました。
まず厄介な冠詞類は教科書等に載っている表をノートに大きく書いたり、何度も書くことにより、覚える事ができました。あと数字も1〜20、30、40…100くらいまでは覚え、書けるようにしておきました。試験の聞き取り問題に、短い会話文の後、そこで話していたある物の数について問う質問がされ、解答欄に記入する問題があったのですが、その練習のおかげで解く事ができました。そうして、秋に4級に合格することができました。
4級合格から約1年経ち、2年生も終わり頃、そろそろ3級にチャレンジしようと思い、3年生の春に受検を決心しました。先に問題集を買うと、まだ私には無理だと諦めてしまう気がしたので、決意を固めるため、願書を提出して、後戻りはできないと覚悟を決めてから問題集を買いました。
私が使った問題集は、4級の時にもお世話になった郁文堂の『独検合格らくらく30日』のシリーズです。この問題集は薄くて、決して問題量は多くはないのですが、「発音とアクセント」「過去と過去完了」「重要な前置詞の用法」等と、いくつかの項目に分けられているので、自分がどの分野が苦手であるかがすぐに分かるようになっていました。これは大切な事だと思います。また、簡潔ですが解説もついています。私はその解説を読んでも理解できない所は、根本的に分かっていない所と判断し、1年生の時の教科書を見て復習をして、そこの例題を何回も解きました。
当初の予定では、問題集を2周はしたいと思っていたのですが、1ページめくるごとに分からない事だらけで教科書を読み直していたので一向に進まないのと、怠け心で全く問題集に手をつけない日が何日もあったため、一通りも問題集を終わらす事ができませんでした。
試験当日、会場には私と同じような大学生の人から年配の方まで、様々な人達がいました。試験には分からない単語もいくつかありましたが、落ち着いて考える事に専念しました。聞き取り問題は、あまり練習をしなかったためか全く分からず、聞いている時は解答を考える事ができず、とにかく分かる単語をひろってメモをして、後の空いた時間に思い出して欄を埋めました。
約1ヶ月後に合否の通知が届き、結果は合格でした。すぐに合格証と一緒に入っていた解答で、当日持ち帰った問題用紙の採点をして、どこが間違っていたのかを調べました。間違っていたものの多くは、私が苦手と知りながら、特に突き詰めて勉強をしなかった前置詞や動詞等の文法に関する問題がほとんどでした。しかし、今回全く試験勉強をしていなかった長文の問題は全部当たっていました。
今回、試験での長文問題の全問正解は初め、私には奇跡と言ってもいいくらい信じられない事だったのですが、考えると、そうではないかもしれないと思いました。私は1年生の時からドイツ語の授業の前には、その日に習う教科書の本文を全部訳して行く事に決めていました。これはとても基本的な事ですが、中学の英語の時から続けている私の勉強法です。これをドイツ語でも2年以上続けているうちに、だんだんと長文を読む力がついてきたのではないかと思いました。また今回の試験は、改めて私のドイツ語の文法の力不足を教えてくれました。実際、今の私はドイツ語で自己紹介の文を作ろうとしてもすぐに作る事はできません。これからは自分で文章を作る事にも力を入れていきたいと思います。私が合格する事ができたのは、毎日の小さな積み重ねと、ドイツを前よりもっと好きにさせてくれた楽しい授業と、的確なアドバイスでいつも見守って下さった先生方のおかげと思います。
最後に今回私が試験を受けての一番の失敗を告白します。それは、会場に着いてから、筆記用具一式を全て忘れた事に気付いた事です。試験直前の貴重な時間を、どなたにお借りしようかと、そわそわと過ごしてしまいました。
本当に当たり前の事ですが、試験の日にあわてないために、勉強も持ち物も、前日までにしっかり準備をして見直しする事が大事だと思いました。