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「 ゼ ミ 生 の た め の 合 格 体 験 記 」

cs12070501@yahoo.co.jp

(投稿先) 501-0223 岐阜県瑞穂市穂積 1851

 朝日大学法学部/大学院法学研究科 

 佐藤千春研究室内 「法友会」あるいは「佐藤千春ゼミ」宛 

TEL/FAX  058-329-1207


宅 地 建 物 取 引 主 任



  朝日大学法学部4年  石川奈々 (2006年3月卒業)


 最近、資格取得の雑誌広告やテレビCMでもよく登場する宅建。みなさんもきっと耳にしたことがあると思います。その宅建とはどのような資格なのでしょうか。

 宅建の正式名称は、宅地建物取引主任者。文字通り、宅地や建物の売買で代理をしたり、アパートの賃貸の場合、大家さんと借りる人の間に立って契約を結ぶ人のことです。今アパートで下宿をしている方は、不動産屋さんで契約をするときに、写真入りの免許証のようなものを出して説明をしていた人がいませんでしたか。その人が取引主任者です。

 不動産屋さんにいる従業員は全員が取引主任者ではありません。ひとつの事務所に、従業員5人のうち最低1人は取引主任者を置くことが法律で決められているのです。取引主任者として働くには、まず宅建の試験に合格をして、講習を受け、試験を受けた都道府県に登録をして、初めて事業に従事することができます。また、このような不動産系の会社だけでなく、現在多くの一般企業が不動産を所有しているそうなので、宅建の知識を持つ社員の需要は高くなっているそうです。

 まずは試験に受からないといけないのですが、この試験、少し頑張って勉強すれば、十分合格ラインに近づくことができると思います。将来企業で能力を活かしたい人、法学検定で頑張った人もそうでない人も、さらに不動産管理士、司法書士等を目指す人も、挑戦してみませんか?

 試験は4つの択一式で、全部で50問出題されます。

 科目の割合は、

  権利関係(民法、不動産登記法) 15問

  宅建業法               16問

  法令上の制限(建築基準法等)  10問

  その他の分野(税法等)        9問

 合格ラインは年度ごとに変わりますが、36点を超えたことはないそうです。

 上記の科目を見て、不安になった方が多いかもしれません。確かに宅建の受験科目の多くは、大学で受けた講義とはかけ離れた分野なのです。実際、宅建を受験する人は学生もいますが、多くは社会人で、実際に不動産取引等の現場で働いている人が多いそうです。そういう方達は、建築基準法、土地、建物の知識を持っているので、もちろんそれらの科目を得意とします。しかし反対に、法律を基礎から学んでいないので、民法の点数がなかなか取れないらしいです。

 そう考えると、私たち法学部の学生はその点が武器になります。法学検定の民法でくやしい思いをした方、あきらめないでください。実は宅建の民法は、法学検定4級の民法より少し易しいくらいの問題なのです。基本を理解し、ひっかけ問題に気をつければ、ここでたくさんの点を稼ぐことができます。

 不動産登記法は、講義で習わない科目ですが、範囲はそんなに広くないため、宅建試験用の教科書と過去問とを繰り返せば、理解できるようになると思います。民法はもちろん、権利関係は満点を取るつもりで頑張りましょう。

 問題は宅建業法です。試験の中で最も出題数の多い科目ですが、ここでは今までの法律の知識がほとんど役に立ちません。全く新しい科目と思っていいので、試験勉強では宅建業法に多くの時間を費やせるよう、計画するといいと思います。ここでも、試験用の教科書と過去問を繰り返し解いて、宅建業法を得意科目にしてしまうと良いと思います。

 法令上の制限は、宅建業法よりも覚えなければいけないところがたくさんあります。今まで法律の勉強をコツコツとしてきた方には申し訳ないですが、この法令上の制限に関しては、理解よりも暗記の方が近道かもしれません。宅建試験の参考書を見ても、それぞれゴロ合わせ等が紹介されています。法令上の制限もなかなかのボリュームで、出題数も10問と決して避けては通れない分野なので、頭の中に上手に入れて、繰り返し過去問を解いて問題に慣れるしかありません。暗記の苦手な方は、勉強時間の配分を多めにとったり、違う科目を勉強する日も毎日少しずつ見直すと記憶が定着すると思います。

 最後はその他の分野。税法から3問、その他の統計、土地・建物等から6問出題されています。最初に書いたように、現場で働く人たちのとても専門的な分野です。勉強時間がたくさん残っていたり、宅建試験の満点合格を目指すのなら良いですが、もしそこまでの勉強で試験直前ぎりぎりになってしまったりしたら、その他の分野の範囲全てを網羅する必要はないと思います。宅建は総合得点で評価されるので、それまでの分野で合格ラインを超えてしまえば大丈夫なのです。もちろん、実務で働くには大切な知識であり、余裕の点数で合格するに越したことはありません。ただ、私が試験を受けて思ったのは、あやふやな知識と記憶で全教科をカバーしようとするよりも、きちんと理解をした教科をひとつひとつ増やしていく方が、確実に合格に近づくことができると思います。

 私が今回使用した参考書は、おじさんの絵が表紙の、週刊住宅新聞社の宅建塾の教科書、過去問集です。教科書は初心者にも分かりやすい工夫がしてあり、宅建業法もしっかり理解できました。またやっかいな法令上の制限の分野では、お世辞にも上品とは言えないゴロ合わせがたくさん載っていますが、今ではとても感謝しています。この参考書は図書館と法職過程自習室にも置いてあります。

 宅建を初めて受ける方は、問題集だけでなく、宅建用の教科書を利用すると良いと思います。例えば不動産登記法の勉強をするとしても、司法書士試験用の不動産登記法の教科書では範囲が広すぎて、また出題傾向が違うからです。宅建用の教科書は、宅建試験で問われる範囲だけがぎゅっと詰まっているので、試験で問われない箇所にかける時間が省けます。私が使用した教科書もお勧めですが、みなさん自分に合った教科書を見つけて使用するのが一番だと思います。

 また、そのような参考書は図書館をうまく利用すると、買わなくて済むこともあります。もちろん、買えばいつでも手元に置くことができ、中に書き込むこともできますが、私はできるだけ出費を抑えたかったので、実際買ったのは3冊ある過去問集のうち1冊だけにし、あとは図書館や法職過程自習室の蔵書を利用しました。

 ところで、法職過程自習室の存在を知っている人はあまりいないかもしれません。法職過程自習室は、6号館の7階にある法学部生のための勉強部屋のことです。利用するためにはまず学事課で利用許可証を作る必要がありますが、自習室には図書館をはるかにしのぐ、司法試験から公務員試験など様々な試験の問題集、参考書があります。残念ながら借りられる期間は1日と短いですが、自習するためのスペースもあり、もっと多くの学生に利用してほしいなと思います。

 最後に、今回法のいぶきに掲載が決まり、学生のみなさんに一番伝えたいと思ったのが、ちょっと勇気を出していろいろなものに挑戦してほしい、ということです。みなさんの中には、何を頑張ったらいいか…、勉強が思うように進まない…、勉強が楽しくない…等、いろいろな不安を感じている方もいるかと思います。実際私も法学検定の3級で2回涙を呑み、せっかく法学部に入ったのに4年生になっても法律系の資格を何一つ持っていないことに、焦りと悔しさでいっぱいでした。そんな中で取れた宅建は本当にうれしくて、私でもちゃんと頑張ったらできるんだ、と胸を張れる自信になりました。

 そしてみなさんにも自信をつけさせてあげたい、と思いました。生意気なことを言っていますが、もしこの文章を読んで、一人でも頑張ろうかな、と思ってくれたらとてもうれしいです。後輩のみなさんの頑張りを心から応援しています。



法   学  検   定



法学検定3・4級 <朝日大学法学部4年 加藤大和>


 私は3年になるまで、資格といえるものは何一つ持っておりませんでした。しかし、大学在学中に何か資格を取得したいとかねがね思っておりました。そんな折、ゼミで法学検定の紹介を受けました。せっかく法学を学んでいるのだから、これに挑戦してみようと思い立ったのです。あまり自信がなかったので、最初は4級だけを試しに受けることを考えました。しかし、本命は3級です。受験を来年にまわすと就職活動と重なってしまいます。しかし、いまなら時間が取れます。そこで思い切って3級も同時に受験することに決めました。4級にはコースがありませんが、3級には、「一般コース」、「司法コース」、「行政コース」、「企業コース」の4つのコースがあります。私は「一般コース」を選択しました。

 5月の中頃から勉強を始めました。最初は、「覚えるだけだから簡単だろう」と安易に考えていました。ところが、勉強を始めてみると問題が予想以上に多く、内容も難しかったので、試験までに3・4級の両方の勉強を終えられるか心配になり、「4級だけにしておけばよかった…」と後悔しました。しかし、受験料を払って問題集も買ってしまったので、お金がもったいないし、とりあえずやれる分だけでもがんばってみることにしました。

 まず、4級の問題集に取り組みました。4級には、「法学入門」、「憲法」、「民法」、「刑法」の4つの章があります。私は、「法学入門」から始めました。「法学入門」の問題は、基礎知識を問う問題でしたので、わりとすんなりと理解することができました。勉強の仕方は1日にだいたい10〜15問くらい解き、わからなかったところに印をつけ、解説を読んだり、わからない用語を法律用語辞典で調べたりして、後でもう一度理解ができたか復習していくようにしました。このようにして、憲法、民法、刑法の問題も解いていきました。全体的に4級は解説を読めば、理解できる問題が多く、勉強もしやすかったように思います。ただ、私は、毎日コツコツ続けて勉強をすることが苦手で、勉強をやったり、やらなかったりの日が多く、4級の問題集を一通り勉強し終えたのは、7月の頭くらいになってしまいました。こんな調子では試験日の7月29日までに、3級の勉強をやり終えることができそうにありません。不安な気持ちにさいなまれましたが、とにかくすぐに3級の勉強にとりかかりました。

 3級の問題集は、「法学入門」、「憲法」、「民法」、「刑法」の4つの章があります。「法学入門」といっても4級に比べてぐんと難しくなり、解説を読んでも理解できない問題も多く、かなり手間取りました。そのうえ、3級の問題の数は、4級より多くテストまでの時間もせっぱ詰まっていたため、1日に20問くらいずつ解いていかなければなりませんでした。そして最後には、「問題」と「答え」を丸暗記する羽目になりました。これでは本当に勉強をやったとはいえないのですが…。それでもなんとか試験日までに3級の問題を一通りやり終えることができました。

 テスト当日の一週間くらい前からは、3級の勉強と平行して、もう一度4級の問題集の復習をやっていきました。このときが最も大変だったように思います。3級の問題集は、「刑法」のところをやっていたのですが、このあたりは、幸いにも私にとって、比較的理解しやすい部分でした。そんなわけで、なんとか4級の復習も平行してやり終えることができました。

 そして試験日です。3・4級とも、試験の問題は「民法」や「憲法」といった様に章ごとに分かれておらず、順序がバラバラに出題されました。やはり、丸暗記に頼った問題は記憶が薄く、出題される順番が変わるとよくわからなくなってしまいました。とても不安でしたが、結果は3・4級とも合格することができました。後悔したことといえば、十分に問題を理解しないまま、丸暗記に頼ってしまった問題が多かったということです。もう少し前から、学習の計画を立ててやれば、本当に法律の知識をちゃんと身につけることができたのではないかと思います。

 法学検定を受けようと考えている人に対して次のように言いたいと思います。そんなに難しい試験ではありません。勉強をすれば必ず合格できます。私は計画的に学習しなかった為、時間がなく、問題を丸暗記に頼ってしまった所が多々ありました。合格するだけならそれでいいでしょう。しかし、これでは力がつきません。意味をしっかり理解する勉強をしたほうが、法律の知識も身につき、いいと思います。私はすでに3年になっていたので受講の機会がありませんでしたが、1年生や2年生なら、4級や3級の受験対策講座(実践法学、特殊講義など)が用意されています。これから勉強される人は、それを利用したり、わからない問題などは個人的に先生に聞いたりするのが良いと思います。がんばってください。

 私も機会があればさらに3級の他のコースや、2級などに挑戦してみたいと思います。



法学検定3級  <朝日大学法学部2年女>


 法学検定は、私がうまれてはじめて受けた検定試験です。とても不安でしたが、何とか合格できました。1年生で法学用語をまったく知らなかったので、法学用語辞典を利用しながら勉強しました。しかしなかなかはかどりません。そこで最後は丸暗記するしかありませんでした。  それでも3級に合格しました。このことで「やれば受かる」と思えるようになり、自信がつきました。今度は2級です。がんばります。



法学検定3級  <朝日大学法学部2年女>


 勉強をどうすればよいのかわからず、結局何もはじめられない場合が多いのではありませんか。「法律」もまた同様です。テキストや参考書についても適切なアドバイスがあれば、初心者には大変助かります。この一文が後輩の参考になればと思い筆をとりました。昨年、法学検定を受けました。問題集から出題されると言うことでこれを読みましたが、わからない用語も沢山ありました。なんと行っても私は入学してから半年もたっていないのです。そこで法律用語辞典にあたることにしました。それでも3級に合格できたのです。問題集を100パーセント理解できたわけではありません。でもこの試験は法律を学習する上で予習と言う役割を果たしてくれたように思われます。



法学検定3・4級  <朝日大学法学部2年女(社会人)>


 私は、自立できる資格を身につけたいと考えて朝日大学へはいりました。入学前に、学事課から「我が大学には資格をとるためのサポート体制がある」ということを聞いていたからです。ところが、入学してみたら「1年次では教養としての法学しかやらない、そういう資格試験を受けるのなら資格試験予備校へ行ったほうがよいのでは」なんていわれて、「何だ、それなら大学へ入らず、試験のための塾か専門学校へ行ったほうが良かった」と悩んだ時期がありました。ところが、大学の正規の講座ではないのですが、「法職講座」というものがあり、受講生を募集しているという広告を見て、「ともかくやってみよう」と考えなおし、受講を決めました。

 この講座で、先生から「今年から法学検定の3級と4級の試験が始まるので受けてみませんか」と声をかけられました。しかし法学検定がどのような内容なのか、何を目的とするための資格なのか全然わかりません。どうしょうか迷っていたら、「法学検定の問題集を見せてあげますから、研究室にいらっしゃい」といわれ、見にいきました。問題集をみたら、「難しそう」。これが最初の感想です。実際、解いてみてもやはり難しかった。

 では、どうしてこの検定を受けてみようという気になったのかというと、法学検定4級を受験する人のために、先生たちがボランティアで勉強会を行ってくださることを知ったことが理由のひとつといえます。解らないところはそこで訊くことができるし、試験の問題はこの問題集の中から出るという話だったので、学校の定期試験の感覚でやれそうだと感じたのです。

 受験する以上は対策を立てなければなりません。この試験が7月末に行われることを聞いたのが4月末で、問題集を購入したのが5月半ば過ぎでした。岐阜市内の本屋まで買いに行きました。だから試験日までに2カ月半しか勉強する期間がありません。勉強時間をどうやってつくりだそうか、朝1時間はやりたいと思いましたが、朝は大学の基礎科目に当たる、「情報処理基礎」の「パソコンのタイピングの練習」をしていたときだったので無理。そこで毎日学校へ問題集を持っていって、講義と講義の空き時間を利用して勉強することにしました。家では入浴時間を利用してやりました。これで勉強時間のほうはなんとか作ることができました。

 次は勉強方法です。何しろ試験日までの期間が短い。たった2ヶ月です。高校を卒業した後、宅地建物取引主任者の資格や行政書士の資格をとるために法律をかじったことがあったので、その復習のつもりで勉強すればいいか、なんて甘い気持ちで問題集をやり始めました。ところが、これがとんでもない間違い。思っていたよりも内容は高度で、これは心して勉強しなければと感じました。甘くみていたので3級と4級の両方に願書を出したことをちょっと後悔しました。合格するだけなら問題集を2冊ともまる暗記すればよいけれども、それでは勉強したとはいえません。せっかく大学に入って教えを乞うことのできる法律の教授がいるのだから、解らないところはどんどん訊き、質問を通して法律の考え方を身に着けてゆくことにしようと決めました。法学検定4級の勉強会で、解らないところを訊ねたり、通常の講義のすぐ後、教授をつかまえて、「ここが解らないんです、どういうことですか、何を意味しているんですか」と訊いて、理解するように努めました。講義とはまったく違うことを訊くので、教授のなかには「なにそれ」というような顔をされる方もおられました。しかし、「法学検定を受けるのでお願いします」と言えば、どの先生も親切に時間をとって教えてくださいました。憲法、民法、刑法、どの教授たちもさすがプロ。当然のこととはいえスラスラ答えられるのです。「ああこの大学へきて良かった」と思ったのはこのときです。こういうことが、学事課のいっていたサポート体制があるということなのかと感じました。

 かくして、法学検定の3級と4級のいずれにも合格することができました。入学して4ヵ月もたたない時期の試験、それも3年修了レベルの試験に合格したのですから、本当に夢のようです。現在、私は、2年に進級して、法律の専門科目を履修しています。法学検定を受けるため、やった勉強がとても役にたっています。朝日大学の卒業生の中には、税理士や社会保険労務士、宅地建物取引主任者の資格を生かして職についている人や、公務員試験に合格して市町村、県、国の機関で働いている人もいます。回り道をして大学に入ったのですが、合格して生まれた自信と「やる気」、それに大学のサポート体制を活用して、次の目標(弁護士になるための司法試験突破)に向かって努力していきたいと思います。



 


行 政 書 士



朝日大学大学院法学研究科修士2年男


 私が行政書士試験を受けるきっかけになったのは,「行政書士という法律家の世界」(立花正人、恒友出版)という本との出会いでした。それまでは、役所に出す書類の代書屋といったイメージしかありませんでした。しかしこの本を読んで、行政書士は自分が思っていたよりも多くのことができることがわかりました。たとえば,契約書、(交通事故などの)損害賠償請求書、遺言状、遺産分割協議書などを作成できるのです。さらに驚いたのは、行政書士はイギリスの事務弁護士」(ソリシター)に相当する、ということでした。そこですぐは無理でしょうが、いずれは開業したいと考えて、資格取得を目指すことにしたのです。

 受験を決意したのは2000年1月でした。それから約10ヶ月の勉強を経て、念願の試験に合格できました。

 試験は60問出題されます。法令科目が、択一式35問と2000年から導入された記述式5問の40問、そして一般教養が20問です。この試験の特徴は出題範囲がとにかく広いことです。法令を例にとれば、憲法、民法、行政法、など13科目に及びます。一般教養もとらえどころがありません。

 私が取った方法は、法令に関しては憲民行を重視しました。それぞれ択一で6問出題されますし、記述でも出題の中心になります。過去問にあたるとともに基本書を決め、それぞれの分野について体系的に理解するよう努めました。私が選んだのは、憲法が「憲法」(戸波江二、ぎょうせい)、民法が有斐閣双書、行政法は有斐閣アルマです。民法は分量が多いのですが、体系的に理解してゆくと記述式でも知識が生きて、かえって近道になるような気がしました。

 それ以外の法令科目は、「まる覚え行政書士」(週間住宅新聞社)を使い、後は過去問にあたりました。これらの科目は出題のポイントが限られるためこの方法で十分対処できます。時間があれば、「受かるぞ行政書士」(週間住宅新聞社)も使うといいでしょう。

 記述式については、今回が初めての出題だったため準備のしようがありませんでした。それでも30点満点で21点取ることができたのは、基本書を読んだことがいい結果を生んだのだと感じています。考えさせる問題は単なる暗記では通用しません。

 一般教養は、過去問と前述の「まる覚え」、さらに公務員試験用の本を読みました。前述の「受かるぞ」も使えます。試してください。

 択一対策として、「公務員試験・裏技大全」(津田秀樹、洋泉社)がよかった。公務員試験の択一用の本ですが、他の国家試験の択一にも使えます。本番ではわからない問題が必ず出ますが、このようなときに「裏技」が使えます。

 私は独学で勉強しました。安く上げるのはこの方法が一番ですし、誰の拘束も受けずにやれるのですが、情報を入手しにくいのが欠点といえるでしょう。私は、この点を「不動産受験新報」(この本は朝日大学の分室にあります)などの資格試験情報誌で補いました。試験に合格するには頑張りぬくしかありません。くじけそうになったときには、合格する自分を夢見て、やる気を保ちました。行政書士試験は地道に努力すれば受かる試験です。この拙文が、皆さんの勉強の一助になればうれしく思います。



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